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愛敬相を学ぶ…

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皆さん、愛敬相ってご存知ですか。

仏語で、仏・菩薩の優しく情け深く穏やかな容貌や態度のことを言います。

普段は「愛敬」=あいきょう、と読みますが、仏語では「あいぎょう」と読みます。

人にはいい顔と悪い顔があって、心貧しく、むさぼり、愚痴、不満は渋面を作り、ほがらかで、

笑いのある表情、ひたむきな顔などはいい顔を作ると言われています。

ただ、ただ笑っているだけではなく、人生の苦しさを乗り切るための精一杯の振る舞いや行いが愛敬の相になっていくのだそうです。

 

努力をしなければならないし、逃げてばかりではダメですね。

でも、苦しくても一生懸命に前を向いていかなければ、この愛敬相には達することはできないようです。

 

大人になって、いろいろな経験をすると、大切な思い出は胸の中にしまい、嫌な思いを反省しつつもそぎ落として、

前を向いていく術を身に着けていくのではないかと思います。

自分の顔を鏡で写し、どんな顔をしているか、と思う時があります。嫌な事があった日、いい事があった日で、顔は違います。

そんな自分の微妙な顔つきの変化がわかることで、自分を戒めたり、褒めてあげたりと自分を奮起させています。

 

いつも「愛敬相」を心に留め、心のあり様について努力を続けることで、きっと自分なりの「愛敬相」になれるのでは…と、信じています。

 

いろいろ大変なことは、生きていればいつでもあるはず。

でも、いつでも素敵な笑顔と心に余裕を持ちたいものですね。