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舞妓さんのあれこれ

maiko.jpg毎年、お店に京都五花街・宮川町の「雪の家」さんから舞妓さんをお呼びして、

皆さんに祇園気分を味わっていただいたり、お座敷の興を楽しんでいただいたりしています。

今年は、「叶みつ」さんに来ていただく予定です。

 

花の宴では、歌手や演奏家の方などを招いて、コンサートなども行っていますが、

その方たちは普段着でやってきて、控室で着替えたりしますが、舞妓さんは、舞妓さんの姿のままで京都からやってきます。

もちろん、お化粧や着付けができる人はいませんので、仕方なくなのかもしれませんが、一番最初に見えた時は驚きました。

 

そして、舞妓さんは髪を結った後、1週間くらいは、シャンプーをしないで、そのままでいるそうですね。

だから枕はテレビの時代劇に出てくるような殿様枕で寝ているらしいのです。

以前、私が旅行で、舞妓さん体験をしたことがあって、あの白塗りをしたのですが、

その後、顔がボロボロになって、元に戻るまで大変な思いをしたことがあります。

そんなこんなで、私の知っている舞妓さん話を披露してしまったのですが…。

 

そうそう、京都の街中にお昼にフラフラしている舞妓さんは、俗に「おばけ」と呼ばれ、本物じゃないそうですよ。

本当の舞妓さんは、芸妓さんになるために、とても厳しいお稽古をしているので、日中、街中を歩いてはいないそうです。

 

少し前に、ある小学校で伝統文化や芸能に触れようという趣旨で、芸妓さんを呼んだら大問題になったという話を聞いたことがあります。

賛否両論あるようですが、太鼓やお囃子、民謡や盆踊りなどは良くて、舞妓さんや芸妓さんは何故、色眼鏡なのでしょうか。

京都に行って、舞妓さんを見ると、うれしくて自慢したくなるような気持ちになるのは、私だけなのでしょうか。

 

でも、昔から繋がって、今に息づく伝統や文化は、みんなで大切に守っていきたいものですね。