blog

干し柿作りから思うこと

お休みの日を利用して、両親と干し柿作りをしてみました。a.jpg

近所の方からいただいた干し柿は、驚くほどの量で、

ざっと数えても100個以上。

ヘタと枝は残して、ひとつひとつ丁寧に皮をむきます。

最近では、湯通ししたり焼酎につけたりするそうですが、

昔ながらの製法で、そのまま紐にくくりつけ、軒下にたらしました。

ぎゅっと凝縮した甘さが美味しい干し柿は、

昔ながらの伝統の日本のスイーツです。

お正月の頃には楽しめると思うと、今から待ち遠しい気持ちです。

そして、むいた皮は、漬物に使います。皮をザルに入れて干して、

皮を噛んでみて少し甘く感じるようになったら、漬物の中に入れます。

そうすると、漬物がまろやかになります。

このお漬物が美味しくなるのも、あと数週間必要かもしれません。

こう考えると、昔の人は、12月の声を聞く頃には、

お正月の準備をしていたんでしょうね。

スローライフって、まさにこんなシーンのことをいうのかもしれません。

 

こんなゆっくりとした1日っていうのは、珍しいことなのですが、

手作りの味とか、家庭の味、母の味って、大切にしたい味ですよね。

心が豊かになるような1日でした。

 

皆さんは、お料理上手ですか。

 

お料理が好きっていう人は、きっと食べてくれる大切な人がいるからなのかな、って思います。

ひと昔前の結婚式のスピーチの定番とも言われた「3つの袋」…「お袋」、「胃袋」、「堪忍袋」。

解釈の違いや時代の違いはあるけれど、「胃袋」って永遠のテーマみたいなものですね。

 

干し柿作りから思ったいろいろな話を書き連ねてしまいました。

これからもこんな田舎な風情をレポートしていきたいと思います。