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お正月のワンシーン…
すっかりお正月気分も忘れてしまったように世の中は、毎日慌ただしく動いています。
今日、思い出したようにお正月の話題を取り上げてみました。
花の宴は、お正月も2日の夜から通常営業を始めました。
でも、せっかくお正月にお出でいただくお客さまに、花の宴らしいお正月気分を味わってもらおうと、
毎年、玄関や中庭などに大きな花をたくさん活け、飾り付けています。
そんな中で、毎年、お正月にご来店いただき、毎年必ずその大きな花の前でお写真をお撮りになるファミリーがいらっしゃいます。
「お正月らしく華やかでいいわねぇ」と、おっしゃっていただき、「毎年、来ているのよ」と、お話しになりました。
もちろん、どのお客さまが、いつ、どんなシーンで、当店をご利用いただいているかは、存じ上げておりますので、
「毎年、ご贔屓にしていただきありがとうございます」とお返事させていただきました。
お正月というハレのシーンで、当店を選んでいただけること。
これ以上、うれしいことはありません。
毎日、お客さまをお迎えするにあたり、お掃除をすること、花を生けること、玄関先にお水を撒くこと…、など
お迎えするための作法は忘れずに行っておりますが、記念日や節目のときには、お花をたくさん飾り、
お迎えする心をお伝えできれば、いいと思っております。
ひと昔前なら、15日前後を女正月などと呼び、来客が多いお正月に忙しく働いた女性のための一息つくためのひとときでしたが、
今では、1月も中旬になれば、お正月も記憶の彼方に行ってしまったような日常が押し寄せる「普通の毎日」です。
来年の事を言うと鬼が笑うと申しますが、花の宴では、これからも、節目とあらば、いつもより華やかな宴のために、
お花を飾るなどして、お客さまに心尽くしのおもてなしをしていきたいと思っております。
