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失くし物は何ですか

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この冬の間に、マフラー、手袋、靴下、そして帽子…と、ありとあらゆる物を失くしてしまいました。

中でも帽子は、秋に神戸に行って、とても気に入り、衝動買いに近い買い方をしたお気に入りの帽子だったのですが、どうしても見つけられず、同じものを取り寄せてしまいました。

皆には、どうしてこんなに失くすの?とか、注意力が散漫なんじゃないの?などひどい言葉をもらい…。ちょっと落ち込みました。
 

 今は、子どもや認知症の人たちのために携帯やちょっとした持ち物にGPS機能というものをつけて、今どこにいるかどうかパソコンなどで確認ができますよね。

私の持ち物にもすべて買った時点で、この機能をつけて、「あれ?ないわ」と言った瞬間に、携帯電話やパソコンから検索して、「ここにありますよ」って教えてもらうことができるとしたら、助かりますよね。
 でも、もしそうなったら、部屋の片付けなんてしなくなりそうです。

ちゃんといつもの場所に戻すとか、整理整頓しておくから、すぐにいろいろな物が取り出せたり、手に入るけれど、こんな便利な機能があったら、部屋の中がぐちゃぐちゃでもすぐに何でも探し出せるのですから。
 そう思うと、技術の進歩は、人間の本来の姿を変えてしまう機能さえも持っているのかもしれません。

整理整頓しないといけませんと、親から教えてもらいましたが、きっと、いつの時代か、GPS機能をきちんと設定しなさいという言葉に切り替わってしまっているかもしれませんね。

ちょっと怖い気がします。
 私の失くし物が、家の中で迷子になっているとしたら、春の衣替えの頃には、きっと見つかることでしょう…。