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年月が魅せる美しさ
7年くらい前にスタッフと駐車場のスペースに「おじぎ草」を植えました。殺伐とした駐車場に彩を添えたくて、
何かないだろうかと思っていたら、その当時のスタッフが、花を植えましょう!と、提案してくれ、おじぎ草がいいと、苗の手配をしてくれました。
そして、二人で、一生懸命植えました。
そのスタッフは、その後、ご主人の転勤で、一緒にアメリカに行ってしまいました。
おじぎ草というのは、淡い紫色の花を咲かせる花で、繁殖力が強いので、季節になると、駐車場いっぱいに、花を咲かせます。
でも、難点はひとつ。おじぎ草というだけあり、夕方になると、枯れているわけではないけれど、お辞儀をしてしまうのです。
昼間のお客様には、テーブルに飾ったりすることができるのですが、夕方からのお客様には、枯れたように見えて、お出しすることができません。
毎年、この花が咲き誇る頃になると、このスタッフを思い出します。
そして、歴史を感じます。きっと、彼女がいつかこの店に来た時に、この花が本当にたくさん根付いて、
花が咲かない時期も緑をしたためてくれていることをうれしく思ってくれるのではないかと。
花の宴は、スタッフのたくさんの思いから、いろいろなシーンを作ってきました。
これからも、季節を感じさせる、皆さんの思い出になるようなシーンが作れたら、本当に幸せだと思っています。