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秋の空
9月の初めは、なかなかすっきり晴れた日がなくて、心もモヤモヤしていたのですが、
最近は「秋晴れ」という言葉を耳にする機会も多くなってきました。
夏と言えば、入道雲ですよね。
もくもくと湧き上がるような真っ白な雲です。
深い青い空に湧き立つような白い雲。
しかし、秋になると、券積雲、俗にいうウロコ雲が、空を彩ります。
青い空というより、澄んだ水色に平筆で水彩画のように描いたウロコ雲が浮かんでいる。
そんな景色を見ると、「あ~、秋だなぁ」と、思います。
「天高く馬肥ゆる秋」というように、1年のうちで一番空が澄んでいるのが秋らしく、
澄んでいるから、天高く見えるようです。
陽射しの強い夏は、「空を見上げるなんて…」と、避けたい行動ですが、
これからの季節は、空を見上げながら、大きな深呼吸をして、
澄んだ空気を心や体で感じてみたいものですね。
もう一つ空の話。「女心と秋の空」。
変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り気だということを言った言葉です。
最近はあまり聞かなくなった言葉ですが、
表現が粋な感じで、風流なイメージに思えるのは、私だけでしょうか。
他愛もない秋の空の話ですが、ちょっとホッとする話でした。
秋の空は夕暮れも素敵ですよね。